<プログラムの名称>
「縁(えにし)」コミュニティによる離脱者ゼロ計画
〜適度な距離感を保った学生の共同体作りと就学支援セーフティネットの構築〜
<プログラムの概要>
入学者全員の卒業を目指す「離脱者ゼロ」プログラムであり、その仕組みとして、学生・教員・職員が「縁コミュニティ」という共同体を通して係わり、学生が「つながっていない不安」から「つながっている安心」を自覚し、相互支援することにより孤立化の防止と新たな挑戦を促し、セーフティネットとして機能することが目的である。この「縁コミュニティ」は、顔と顔を合わせるリアルな場を基本に現代学生のニーズをも汲み取りSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用し、多重的な関係づくりの場を提供しているのが特徴である。また、「縁コミュニティ」は人間関係づくりの場としてだけ存在するのではなく、コミュニティに方向を与えるプログラムが織り込まれている。これは「ミッションプログラム」と呼ばれ、早い時期から学生に佛教大学で学ぶ意義や使命を伝え、社会人として活躍できるような人間力の獲得も目指している。学年の進行とともに学生は自立と挑戦の態度が養われ、次に続く系統的なカリキュラム(フィールドワーク・インターンシップ・ボランティア活動など)へと連動していく。加えて、発展的に卒業生も巻き込んだ学びの共同体はキャリア形成や知の拠点として佛教大学の社会的責任を果たすと共にひろく社会に貢献していくことが狙いである。
<学長挨拶>
私たち佛教大学はその名の示すとおり仏教を建学の精神としている大学です。このたび本学の目指している学生支援が、今までの地道な実践と「縁(えにし)コミュニティによる離脱者ゼロ計画」という新しいプログラムの独自性や工夫、さらに特段の効果が期待されるものとして評価をいただき、“新たな社会的ニーズに対応した学生支援GP”に採択されました。「縁(えにし)」とは人と人とのつながりのことであります。私達は1人で生きているのではありません。人のつながりの中で「生かされ」「生かせる」という共生の姿で生きているのです。仏教では因縁を教えています。「因」は「私」、つまり個としての自分、「縁」は「私とつながっているもの」を意味します。実は「因と縁」の全体が社会に生きる私なのです。したがって因が変われば縁が変わり、縁が変われば因が変わるのです。人と人とのつながりの中で共に育ってゆく小さな社会が縁なのです。縁の中で「励まし合い」、「支え合い」ながら人間力をつける教育を目指してまいります。
合掌 |